ベリー類

mustikka_lakkakuksa.jpg

フィンランド国内に自生している食用ベリー種はユーラシアや北米地域でもみられます。一方、自生地域が広範囲に渡っているため、中には独自の種に変化したものもあります。

北米地域にもフィンランド国内で一般的に知られているエゾヘビイチゴ、クラウドベリー、クロマメノキ(アサマブドウ)、クランベリー、セイヨウビャクシン、リンゴンベリー、クマコケモモ、ラズベリーやガンコウランなどが自生しています。

ヨーロッパや北アジア地域ではオウシュウナナカマド、Stone Bramble(キイチゴの一種、Rubus saxatilis、和名不明)、ブルーベリーやシーバックソーンなどが自生しています。

天然ベリーの自生場所は主に松やトウヒが育つ森で、乾燥した土壌やタイガ(亜寒帯に属する針葉樹の森)または灌木の少ない荒れた沼地などです。

そのような森にはリンゴンベリー、ブルーベリー、ラズベリー、ガンコウランやクランベリー等が見られます。

沼地はクラウドベリー、クロマメノキ、ガンコウランやクランベリー等が自生する典型的な場所です。なだらかな丘陵地帯に自生するベリーとしてはガンコウラン、クマコケモモ、リンゴンベリーやクロマメノキがあります。