トウヒ

Picea abies

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特徴
トウヒは三角錐のような形をした一年中葉を落とさない、高さ20-30mにもなる樹木である。とげのような葉は角張っていて先が鋭いのが特徴である。

自生場所
トウヒはある程度湿っている土壌で育つ。全国で一般的な樹木だが、北に位置するエノンテキオ周辺では自生しない。トウヒは植林もされている。

収穫時期
春から夏中旬にかけて、新芽が成長してとげ状になる前に手で摘み取る。成長した葉は一年中摘むことができる。これにも土地所有者の許可が必要である。

利用方法
調理に使えるのは新芽だけである。味は甘みがあり、マイルドである。新鮮な新芽はサラダのアクセントに加えたり、パンに乗せたりスープ、シチュー、オーブン料理、またはジャム、シロップ等に加えたりも出来る。新芽は料理の飾り付けなどにも使える。新芽や成長した葉は抽出して飲んだり、シマと呼ばれる飲み物にも利用する。トウヒはアレルギー作用をもたらす可能性があるので、使用する上で注意が必要である。

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